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2010年3月21日 (日)

僕は何を撮りたいのだろう?

 休日出勤の出張先で、自動販売機のカプチーノを…いや、天候が悪化しそうだったので、クルマのカプチーノはガレージの中だったのだけれど…啜りながら考えた。

 僕は何を撮りたいのだろう?カプチーノの泡に顔を描いて、露出をオーバーに掛けて色を淡く飛ばした写真だろうか?

 いや、違う。技術的にどうすればよいのかわからないわけではないし、気持ちを和ませる流行のそんな写真を否定するわけでもないけれど、自分の写真としては?

 僕の中にはグラフジャーナリズム全盛の時代への憧憬があるのだろう。ルポルタージュ風の、内容的にも描写としても若干の緊張感を伴った“硬質”な写真。だからこそ、ハードウェアとしてもボロボロに使い込まれたライカであり、ニコンなのだと思う。

 写真は引き算。標準レンズは50mm。それもよくわかる。

 しかし、出かける段になって結局35mmに手が伸びてしまうのは、50mmの注視感のその周辺部に自動筆記される情報、撮影中には意識になく、眼鏡装用で少しばかりケラれているファインダーでは…しかもレンジファインダーでは尚のこと…曖昧にフレーミングされてしまう部分そのものに魅力を感じてしまうからなのだろう。28mmでは基本となる50mmの注視感が損なわれてしまうのだ。

 だからこそ、絞り込まないアウトフォーカスでの画面整理の手法それはそれとして、ボケが溶けきってしまわずにそこに何があるのかは判別できるレンズ描写が好ましいのだ。

 \100の紙コップのカプチーノが迷いをなくしてくれた気がする。何も難しいことを考えなくても、カメラというハードウェアが好き、それだけでもいいのだけれど。

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