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2010年1月11日 (月)

Leica:M2の時代考証

 そのへんに積んである書籍をひっくり返していたら、枻出版社から出ていた“ライカ通信”のNo.8の特集がM2でした。「M2の世代差を徹底研究!」なんてページに仕様変更についてまとめられていました。

 最初期のリワインドボタンの周囲にリングがないタイプのボディ、巻き戻しの最中にボタンを押し続けなければいけないタイプは、1957年の1ロット200台だけなんですね。それじゃ欲しくても出会えませんよねえ。しかもこのロットの採光窓には“ギザギザ”もないと。なるほど。

 1958年の製造分からリワインドボタンの周囲にリングが追加され、一回押し込むだけでよくなったと。ここからは採光窓が“内ギザ”なんですね。

 採光窓が“外ギザ”になるのは#959501以降であると。

 1959年の#970001以降はリワインドレバーになると。これはそうですね。

 ASA感度ダイヤルが1300までになるのは、意外と遅くて#1005451以降なんですね。といっても1960年のはなしではあるんですね。

 さて、そういう目でウチのM2を眺め直してみると…

R0011055

 採光窓は元々“内ギザ”だったものが“外ギザ”に交換されている、ということですね。

R0011056

 ASA感度ダイヤルも1300までになっていますから、交換されている、ということですね。

R0011057

 接眼窓内のマスキングもM4タイプのタル型に交換されている、ということですね。

 ま、前世紀の遺物というか、半世紀も前の品物ですからね。何人のオーナーの手を経てきているのかわかりませんし、その都度、意図的なものか、修理の際にやむを得ず新しいタイプのパーツが組まれてしまったのか、そのあたりはわかりませんが、きちんと使用されてきたことの証左ではありますよね。

 ただ、そうやってオリジナルの状態が損なわれていくということに対して、もったいないなと思える程度には、私も大人になってきたようです。

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